投稿日:2026.09.08

こんにちは!VOCAL教室FORESTトレーナーの森です♪

「もっと声量を出したいのに、大きな声を出そうとすると喉が痛くなってしまう」と気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、喉に負担をかけずに声量を上げるための呼吸法について、なぜ声量が上がらないのかという原因から、具体的な練習方法まで丁寧にご紹介します。この記事を読めば、今日から自宅で取り組める声量アップのトレーニングがわかります♪


「声を張ろうとすると喉が締まる」「マイクなしだと声が届かない」というお悩みは、レッスンの中でも本当によく耳にします。実はその多くが、喉ではなく呼吸の使い方に原因があるんです。

特にカラオケで大人数の前で歌うときや、弾き語りでマイクを通さずに声を届けたいときなど、「声量が足りない」と感じる場面は意外と多いのではないでしょうか。

声量が上がらない主な原因

「声量を出したいから」と、つい喉に力を入れて大きな声を出そうとしていませんか。

実はこれこそが、声量アップを遠ざけてしまう一番の落とし穴です。

  • 喉や首まわりの力だけで声を張ろうとしている
  • 息の量が足りず、声を支えきれていない
  • 浅い胸式呼吸のまま歌ってしまっている
  • 姿勢が崩れていて、息をしっかり吸い込めていない

喉に力を入れて出す声は、一時的には大きく聴こえても、長く続けると喉を痛めやすく、声もこもった印象になりがちです。

本当の意味での声量アップには、喉ではなく「呼吸の圧」を使う感覚が欠かせません。

声量アップに欠かせない呼吸のポイント

声量を上げるためには、まず腹式呼吸でたっぷりと息を取り込むことが土台になります。

そのうえで大切なのが、吸った息を一気に使い切ってしまうのではなく、お腹まわりの筋肉でコントロールしながら、一定の圧をかけて声にのせていく感覚です。

この「息の圧を声に変える」感覚がつかめると、喉に頼らなくても声がしっかり前に飛ぶようになっていきます。

「たくさん息を吸えば声も大きくなるはず」と思われるかもしれませんが、実は吸う量よりも、吐くときのコントロールの方が声量には大きく関わってきます。

ホースで水をまくときをイメージしてみてください。ホースの口を指で軽く押さえて水の勢いを調整するように、声も息の圧を上手にコントロールすることで、遠くまでしっかり届くようになります。

逆に、蛇口を全開にしただけの水のように、ただ勢いよく息を吐き出すだけでは、声はまとまらずに散らばってしまいます。

声量を上げるための呼吸トレーニング

ここからは、自宅で一人でも取り組める、声量アップのための呼吸トレーニングをご紹介します。

ロングブレス(息を長く保つ)トレーニング

  1. 腹式呼吸でしっかりお腹に息を吸い込みます
  2. 「スー」という細い音を立てながら、できるだけ長く息を吐き続けます
  3. 吐き終わりまで、お腹の力で一定の圧をキープすることを意識します
  4. タイマーで秒数を計り、少しずつ長く吐けるように練習していきます

最初は10秒程度からで大丈夫です。無理のない範囲で、少しずつ秒数を伸ばしていきましょう。

「シューッ」と圧をかけて吐く練習

次は、一定の強さで息を送り出す感覚を鍛える練習です。

「シューッ」という音を、強さを変えずに一定のまま出し続けてみましょう。

息の量ではなく、お腹の圧を一定に保つことに意識を向けるのがポイントです。

この感覚が、実際に声を出すときの「支え」につながっていきます。

声を伴った呼吸トレーニング

呼吸のコントロールに慣れてきたら、実際に声を出しながら同じ感覚を確認していきます。

  • 無理のない高さで「あー」と声を伸ばす
  • 喉ではなくお腹に力が入っているかを手で確認する
  • 声の大きさよりも、息の圧が安定しているかを優先する

「大きな声を出そう」と意識しすぎると、どうしても喉に力が入りやすくなります。まずは無理のない音量で、お腹から声を支える感覚を丁寧に確認していきましょう🎤

声量アップができているかセルフチェックする方法

「呼吸は意識しているけれど、実際に声量が上がっているのか自分では判断しづらい」という方も多いのではないでしょうか。

次のようなポイントで、簡単にセルフチェックすることができます。

  • 大きな声を出したあと、喉ではなくお腹まわりが疲れているか
  • 録音した声を聴いたとき、こもらずにはっきり届く印象があるか
  • 離れた場所にいる人にも、無理なく声が届いているか
  • 声を出したあとに、喉に痛みや違和感が残っていないか

もし喉ばかりが疲れる、声がこもって聴こえるといった場合は、まだ呼吸の圧よりも喉に頼った発声になっているサインかもしれません。焦らず、呼吸のトレーニングから見直してみてくださいね。

声量アップの練習で気をつけたいこと

声量を上げる練習をするうえで、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

  • 喉に痛みや違和感を感じたら、すぐに練習をやめて休む
  • いきなり大きな声を出そうとせず、まずは息の圧を安定させることを優先する
  • 姿勢が崩れていないか、鏡で確認しながら練習する
  • 練習は短時間でも構わないので、無理なく続けられるペースを保つ

「早く声量を出したい」という気持ちが先走ると、つい喉に頼った発声になりがちです。焦らず、呼吸の土台から丁寧に積み上げていくことが、結果的に一番の近道になります✨

生徒さんの中には、最初は喉で頑張って声を張ろうとしてしまう方が多くいらっしゃいますが、呼吸の使い方を練習していくうちに、無理なく声が前に出るようになったという方が少なくありません。

また、猫背のまま練習をしていると、せっかく身につけた呼吸の圧をうまく声に伝えられなくなってしまいます。姿勢もあわせて意識しながら練習を進めていきましょう。

日常生活でできる声量アップの工夫

声量アップのための呼吸トレーニングは、特別な道具がなくても、生活の中に組み込みやすい練習です。

  • 朝起きたときや歌の練習前に、ロングブレスの練習を取り入れる
  • スマホのタイマーで、吐く秒数の変化を記録してみる
  • 録音して、以前より声が前に出ているかを聴き比べる

毎日少しずつ続けることで、「気づいたら声が届きやすくなっていた」という変化を感じやすくなります。焦らず、無理のないペースで積み重ねていきましょう。

また、声量は一度身につけば終わりというものではなく、日々のコンディションによっても変わってきます。喉の調子や体調に合わせて、無理のない範囲で続けていくことを意識してみてくださいね。

声量と表現力とのつながり

声量がコントロールできるようになると、大きな声を出せるだけでなく、あえて声を小さく抑えるという表現の幅も広がっていきます。

「サビだけ声が大きくなればいい」と思われがちですが、実は静かな部分とのメリハリがあってこそ、サビの声量が引き立ちます。

呼吸のコントロールという土台があってこそ、こうした強弱の表現も自在に使えるようになっていくのです🕊️

「大きな声しか出せない」歌い方よりも、「必要なときにしっかり声量を出せる」歌い方の方が、聴き手には表現力豊かに聴こえるものです。

声量アップのトレーニングは、単に声を大きくするためだけでなく、こうした表現の引き出しを増やすことにもつながっていきます。

今日ご紹介した呼吸トレーニングを一人で続けていると、「これで正しく圧がかけられているのか」と不安になる場面も出てくるかもしれません。そんなときは、次のようなサポートもぜひ活用してみてください。

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「プルメリア音楽教室」のコラムで

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